ECモールで生き抜く方法(楽天市場編) その2

楽天市場 1999年代のTOP

ECモールとはどのように活用すべきか

楽天市場に代表されるECモール(電子商取引のモール)では、様々な
業種の店舗が出店し、商品が山のように出品されています。昔は、
ヤフーディレクトリー型のような見せ方で、店舗数も2000店舗

楽天市場 1999年代のTOP
※1999年11月前後のTOPページ http://web.archive.org より引用

でした。現在は4万店舗、当時から比べると20倍・・・多く見るか
少なく見るかは見解の相違はあるものの、競合はそれだけ増えている
形になります。但し・・見落としてはいけない部分があります、それは
商品数です、当時は上記画像にあるように167,800品・・・
この数だと弊社の商品登録代行において1回で楽天市場からヤフーショッピング
へ移設する数字だったりします。
それくらい登録数が少なかった。現在では4万店弱で
1億点以上の商品が出品されている事から、競合店舗もそうであるが、
競合する商品点数も相当あります。

では商品点数を多くだせば勝てるのか?

弊社でも多くの店舗様の商品登録を行っているが傾向的に、多数の登録を
行っている店舗様の特徴は似通っている

・型番品番であっても価格競争力がある
・人気商品をいち早く商品登録を行っている
・メーカーや仕入れ先との良好な関係を保っている事で、画像や商品情報の
共有がなされている
・商品ページ登録において店舗独自の登録ルールを敷いている

もっと詳しく書きたい所だがやはり店舗様のノウハウなども盛り込まれてしまう
のでこれ以上記載は避けるが、大量登録を行う所の殆どが型番品番でも売れ筋
を重点的に行っています、但し機械系や工業系(モノタロウなどが扱っている
ような業務用系)などは、売れ筋というよりはまんべんなくすべてのカタログ
や情報をページ化する場合が多く、業界によっても大量登録の種類が違って
きたりします。

商品点数を一気に稼ぐ方法として手軽に用いられるサイトとして

卸サイトの存在があります、ネッシーやスーパーデリバリーなどでは、
大量の卸の為のデータはある物、個別に素材や情報などを卸店舗と折衝しなければ
データをもらう事が出来ない事から、楽天市場やヤフーショッピングのCSVデータ
を手軽にDLできる卸サイトが多く存在します。それらのサイトでは、企画から
ランディングページまで用意されていて販売する側にとってはCSVと画像をUPする
けの簡易作業で商品登録を完了できます。

これらのサイトは一気に商品点数を増やす事ができるが、手軽に商品登録を行える
半面競合が多く価格競争になりやすい、また自社の店舗が雑貨屋で家具をやるので
あればまだ相性的には良いが、スマホケース屋さんなのに家具や所謂通販素材系
の商品を陳列している多くのお店に若干の疑問を覚える場面が結構あります。
結果的に型番品番においても自社の強みの部分と得意な部分が重要となってきます。

商品点数をガンガン増やせば10万点登録すれば売れるか?
答えはNOです。すべて最安値で販売する事ができれば別ですが・・・

お客さんの心理としては、出来るだけ安く、お得に購入したいというのが心理
です。ただ安い物のみ売れるのであれば、価格コムでみんな価格比較だけして
購入するはずなのでそうとも限りません。今の楽天市場では、スマホがPC売上を
上回り、スマホの売上が重要な構成要素となっています、PCのみならず、スマホ
でも自分の商品がどような順位で販売されているかは常に意識を置き研究する
必要があります。

型番品番においても、売れすじを作る事が重要となります、楽天全体で言っても
商品数全体の2割の商品が楽天全体の8割の売上を作っていると言われ、店舗内において
も売れ筋を確立し、レビューと売上において検索順位とアクセスを上げる事を目的
として店舗運営をしていかなくてはなりません。

但し、型番品番においても売れ筋による捨て値が発生しやすく、これ原価割れだろぉ
※前文中にて若干矛盾がありますが、カテゴリーや競合数でも色々なパターンも
想定して運営する形です。
と考えられる店舗が必ず出てきます。このような場合においても、商品差を売りとでき
ない分、おすすめ品や商品説明(このお店なら信用ができそう、このお店のおススメや
ランキングなら、おススメされちゃう)、回遊性やポイント、お気に入れに入れさせるなど
顧客フックさせるタイミングを何段階も作り、顧客をページ内或いは、足跡を残せる状態
を作る必要があります。

まとめ

ECモール(楽天市場)においては
自分のお店が何を売りたいのか、自分のお店の強みはなんなのか
をしっかり伝えた上で、商品選定をすることが望ましいです。やみくもにロングテール化
を行っていても、目的の無い商品登録は全くの無駄な作業となってしまいます。
実店舗では商品の陳列場所や説明するリソースにおいて限界はあるものの、実店舗や会社運営と同じ
ように、ネットショップだから特別な事をする必要はありません、お客様が知りたい事
お客様に想像をさせてあげること、楽しんでお買い物をしてもらえる、わくわくする部分
を作りだせるかが、、、書くのは簡単ですが、それが売れているお店にはあります。

ECモールで生き抜く方法(楽天市場:販売経路把握が売上上昇の近道) その3

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